2016年、IR法案の成立により、日本でもいよいよカジノ解禁になりました。もちろん賛否両論はあれど、このままいくと、恐らくは2025年大阪万博の頃には日本にも本格的なカジノがオープンする方向で進んでいます。
現時点(2019年)での情報によると、日本全国で3か所を上限として、IR施設が設置される見込みです。名乗りを挙げている自治体は、東京・お台場、千葉、幕張を始め、大阪・夢洲、北海道、和歌山、宮崎シーガイヤ、長崎ハウステンボス、沖縄などなど。また、最近では横浜市の林文子市長が横浜へのカジノ誘致を表明し、大論争に発展していることは記憶に新しいですね。
どのエリアにカジノができようが、大型のIR施設が3か所も営業を始めるとなると、「カジノディーラー」が何千人も必要になるのは言うまでもありません。しかし、これまでの日本には無かった職業です。カジノディーラーを目指す人は少しはいたのかもしれませんが、例え専門的な訓練を積んでも、海外に活動の場を探しに行くしか方法がありませんでした。
しかしついに日本でも、職業としてのカジノディーラーが活躍できる場所ができるわけです。多くのお客様を楽しませるために、身に付けたテクニックを駆使しながら接客する仕事。これは観光業界の花形となり得るのではないでしょうか。
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では、カジノディーラーはどのくらい稼げるのでしょうか?
アメリカでは、通常は時給+チップです。時給はその州の最低賃金に近い金額であることが多く、せいぜい7~800円程度。時給だけでは到底生活できません。従ってチップが実質的な収入源となります。そのチップも、お客からもらったチップをそのまま自分のお金にできるわけではなく、トークボックスと呼ばれる箱にまとめられ、各ディーラーの就労時間数に応じて等分されるのです。年収にすると300万~600万が普通です。大都市の人気カジノだと1千万超のディーラーもいるそうですが、地方の新人も雇う店だと300万以下の場合もあるようです。これだけ聞くとずいぶんと厳しい仕事のようにも思えますが、例外としては海外の専門学校で資格取得し、公認ディーラーとなると年収1千万越えとなることも決して夢ではありません。
但し、これはあくまで海外のお話。 アメリカは時給制ですが、カナダやシンガポールなどのように給料制の国もあります。 日本ではこれから始まる業態であり、発展しだいでは十分高収入が見込める職業にもなるかもしれません。もちろん技を磨いて人気ディーラーになれば、当然収入も変わってくるでしょう。
最後に、どのような人がカジノディーラーに向いているのでしょうか?
カジノディーラーはルーレットで狙ったところに玉を入れることができ、トランプの札は裏から全部見えている。そしてそのような技術を持ったディーラーはギャングに雇われ、イカサマの片棒を担ぐ・・・などということは映画の中だけの話であって、現実にはあり得ないです。もちろん世界中の裏社会の中には客から現金を巻き上げるタチの悪い店もあるかもしれませんが、普通の人が足を踏み入れる店は健全な遊技場であるべきです。
カジノディーラーはお金を扱う職業なので、常に誠実な対応をすることが重要です。そしてお客さんは様々な人が一堂に会します。世界各国のカジノを回ってきた人、初心者だけとちょっと遊んでみたい人。そのようは多種多様な人々を同時に楽しませるため、お客さんに対して細かい気配りができることが求められます。お客さんがみんな楽しんでいるか?常に場の空気を読んで、お客さんの気持ちを理解することが必要です。その上で、さまざまなテクニックや軽妙なトーク技術があれば、きっと人気ディーラーになれるに違いありません。
日本ではまだまだこれから発展していく業界の、これからの職業です。先駆者となり活躍していくために今から準備を始めてみては?